整骨院の内装レイアウトを決めるときに意外と気付かないポイント
レイアウトを考えるとき、今まで勤務していた整骨院の動きを思い返しながら導線を考えることが一般的です。この場合、の優先順位は「患者さんとスタッフの動き方」に尽きます。
ただ、ここだけの視点だと他の細かな部分が見落としがちになってしまいます。
整骨院の内装レイアウトを決めるときに意外と気付かない、でもあると便利なポイントを3点ご紹介します。
受付まわりを工夫しよう
受付周りは施術スペースの導線と比較するとそこまで重要視されない場所ではありますが、実際に業務を行うとよく使う場所になります。また保険証、カルテ等、個人情報を取扱いますのでその辺りも考慮する必要があるといえます。
15坪程のテナントで整骨院を作る場合、どうしてもベッド台数が優先されますので受付周りの工夫は必要になってきます。ただスペースを小さくするのではなく業務をしやすいスペース作りをしたいものです。
電源コードのコンセント
意外と困るのがコンセントの位置と数です。
医療機器はもちろんパソコン、プリンター、電話、掃除機など電気を使うものがとても多いのですが、実際にオープンしてみると想像以上にコンセントが足りず思った通りの内装にならなかったという声も聞きます。
コンセントの数で電気工事の費用は大きく変化するものではありませんので、最初の段階で多めに配置しておくことが重要です。
後になってコンセントを増やすとなると職人の日当がかかりますので、電気工事が入るときにまとめてやっておいたほうが経済的です。
書類や備品の収納場所はありますか?
受付での保険請求業務は、カルテ、レセプト等の書類作成で大量の書類を取り扱います。
また、カルテは患者の最終来院から5年間の保存が義務付けられておりますので、カルテを置く保存スペースも必要になります。
こういった実務を行ってみないと見えてこない部分もあります。想像していたレイアウトと違うなんてことがないようにきちんと見直しましょう。