整骨院を開業するための物件と立地の選び方
これまで多くの内装・看板を施工を行っていると、感覚的に良い物件かどうか感じるようになってきます。
あくまでも感覚的で、マーケティングや商圏調査などの知識はありませんが、開業での物件選びのヒントになればと思い記事にしてみました。
立地の良い物件はタイミングもあり、なかなか見つからないのが実情ですが、やみくもに探すのではなく、できるだけ具体的な条件を持っていると無駄な時間を使わずに済むのではないでしょうか。
人通りが多いは正義
開業する地域は地元や好きな駅など、なんとなくで探し始めるものです。でも、妥協してはいけないポイントがあります。
それが人通りです。
空き物件の前の道路にどのくらいの人が歩いているかを把握しておくべきです。地域の人がよく使う道を「生活道路」と呼び、この導線は人が多く集客に適したポイントです。
人が多く集まるという視点では、スーパーマーケットの前やショッピングモールの中、駅前などが候補に挙がります。
物件候補地
・生活道路
・スーパーマーケットの前(近く)
・ショッピングモールの中
・駅前
商圏調査は「ふーん」としか思わない
以前に商圏調査の結果というものを見せてもらったことがあるのですが、「意義を感じなかった」というのが感想です。
整骨院の商圏は1kmから2kmと言われていますと資料に書いてありながら、人口の分布や人の流れなどの資料があるのですが、2km圏内を資料にするくらいなら自分で歩いた方がよくないですか?
立地は開業してからは簡単に変えられないものです。移転は大変な労力とお金はかかります。これだ!と思える物件を探しましょう。
これだ!と思えるようになるには、自分の基準を持っていなくては「これだ!」はやってきません。もっといい物件があるかもと思っているうちは、まだ基準が固まっていないということです。
開業が視野に入った時から物件選びを初めておくとスムーズです。
良い物件は早いもの勝ち
本当に良い物件は瞬間的に借りてが付きます。出店を展開しているような企業は情報に敏感です。出店したい駅があれば、そのエリアの不動産屋さんとの関係を構築します。物件の動きが出そうならよろしくねって感じです。
不動産屋としては出店意欲の高い、かつ実績がある人に話を持って行きます。だから本当に良い物件情報は出にくいのです。
が!物件は出ないわけではありません。
物件はタイミングです。良い物件でも出店したいと思う人とタイミングが合わなければすぐには埋まりません。不動産屋さんに相談する時は出店が本気であること、立地の条件を具体的にして粘り強く関係を続けることが大切です。