整骨院の開業資金を準備する事業計画書の書き方
整骨院を開業しようとするには、当然開業のための資金が必要になります。
そこで、近くの銀行に行って、「開業のための資金を貸してください」と、申し込んだとしても多くの人が開業資金を調達することはできません。
十分な担保や、十分な信用と資産を持つ保証人を立てられるなら別ですが、銀行は「実績がない人には貸せない」というスタンスです。
これは仕方ありません。
こんなときに頼りになるのが日本政策金融公庫です。少し前までは国金(こっきん)と呼ばれ一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、今では日本公庫(にっぽんこうこ)と呼ばれています。
日本公庫は銀行と違って、実績がなくても融資を引き受けてくれる懐の深い金融機関です。ただし、審査は当然あります。
日本公庫で借りるために、まずは相談してみよう
日本公庫は、親身になって相談に乗ってくれるところです。嫌な顔をしたり、高圧的な口調で対応されたりすることはないので、気軽に相談に行ってみましょう。
融資を受けるための手続きや、どのような融資が良いかなど説明してくれます。その際に申込書なども入手できます。申し込み書に必要な事項を記入し、必要になる書類を準備します。
開業計画書の書き方
開業資金を借りる場合、開業計画書を作る必要があります。開業計画書は面談のときに参考になるよう基本的なことばかりです。
開業計画書の書き方が不器用でも心配することはありません。
ただ、適当に書いていたり、字が乱筆で読めないなどは印象がよくありません。自分の思っていることをまとまっていなくても一生懸命書いてください。
例として作っているので、ダウンロードしてください。
よく耳にするのが「税理士さんに融資のための計画書を依頼する」という方法です。プロが作りますのでスムーズに融資をうけることができるのがメリットです。
知り合いの紹介が鉄板ですが、事前に他の税理士と話してみて感覚をつかんでおくと比較もできてよいでしょう。
最近はネットで申し込むことができるので、断る際にも余計な気をつかわなくても大丈夫です。
面談が超重要
申し込みをして、1週間くらいで面談をすることになります。面談では、借りた資金をどのように使うか、どのような収支で返済をどうしていくのか計画について質問されます。
担当者は仕事ですので、必要なことをきっちり聞いてきます。聞かれたことに上手く答えることができなくても、担当者が上手に聞いてくれます。
ここで大切なことは、素直に状況を話し、熱意を持って答えることです。
日本公庫は、融資を受けられるかどうかは借りる側の人柄によるところもあります。いいかげんな書類の作り方、時間に遅れる、計画が行き当たりばったりでは協力してくれません。
謙虚に、謙虚に。そして夢を叶えたいと、心から伝えてみましょう。
担当者を見方に付ければ、融資実行が今回はダメでも、次のチャンスは必ずやってきます。