おしゃれで落ち着く整骨院を作るには色彩と配色が大切
整骨院や鍼灸院、治療院の内装での打ち合わせで高頻度で出るキーワードに「オシャレ」や「落ち着く」内装にしたいという要望があります。
2015年7月現在、私たちは6年で多くの内装・看板を施工させていただきましたが、「オシャレ」や「落ち着く」というのは感覚的な要素が強く、打ち合わせをしながら施工主の好みを探るという作業になります。
今回のエントリーは私たちがどのように要望を実現していくかの基準となる考え方をまとめてみました。
お洒落(しゃれ)とは
垢抜けていること、気の利いていること。洒落の利いていることを洒落るという。(ウィキペディアより)落ち着くとは
周囲のものと調和して,こちらの気分が休まる。安心して見ていられるようになる。 「 - ・いた雰囲気」 「 - ・いた色合い」(Weblio 辞書より)
オシャレとは? 落ち着くとは?
両方とも感覚的な要素で構成されるワードで、流行りの要素も含むものなのかなと感じるところがあります。
実際に飲食店や美容室にもデザインの流行りが存在します。
ただ、整骨院や治療院において流行りの要素を強く出してしまってよいのかという疑問を当初感じていました。
デザイン性が強いというのは、それだけ飽きやすいというリスクも含んでいます。
そこで、飽きのこない整骨院や鍼灸院の内装とは普遍的でシンプルな構成が大切なんだという基本的なところに戻ることになりました。
考えるべきポイントを配色だけに絞る
配色がむずかしいんじゃないの?と思う方のいるかもしれませんが、超簡単に説明してくれているスライドがあったので紹介します。
内装や看板は、おおまかにメインカラー6割、サブカラー3割、アクセントカラー1割程度で面積比率を守ると、美しく仕上がりやすくなります。
インテリア業界では昔から使っている配色手法に「60 – 30 – 10 Rule」というがあり、これをシンプルに使えば飽きがなく、オシャレで落ち着くを実現でき、かつコストも抑えられるデザインが可能ということです。
もっともっと具体的にいいますと
同じ色相でトーンを変化させた配色で、トーンオントーン配色という手法があります。穏やかで落ち着いた配色になりますが、シンプルすぎるという欠点があります。
一番ベターな配色パターンです。
反対にマルチカラーという配色の考え方があり、3色以上の多色配色のことです。
整骨院など治療院では基本的な内装部分はトーンオントーン配色を意識して、イスや植物、販促用のPOP、はたまたスタッフさんのユニフォームなどでアクセントになる色を入れるとバランスのとれたシンプルで飽きのこない空間ができると考えています。